未だに引っ張るブローをしてる美容師 


私が美容師になりたて(40年前(笑))の頃は「クセ毛は濡れてるうちから引っ張って乾かしなさい」と教わったものです。
回転ブラシやデンマンブラシで。
そうする事によって「その時は」艶が出てまっすぐになるからです。

しかし艶が出てまっすぐになるのは「その時だけ」で、引っ張る事を続けているとクセはどんどん強くなります! 
元々それ程のクセ毛でもないのに気にして引っ張るブローを続ける事によってますます強くなっていくのです

いつもきつく引っ張ってポニーテールにしたり編み込んだりしてる人は引っ張られてる部分だけクセ毛になっているので心当たりがあるかもしれませんね。

ウソだと思う人は襟足の一部分だけでもずっと引っ張り続けてみてください。1週間もすればくりくりになりますよ(笑) 
(※ここでいうクセ毛とはもちろん洗えば元に戻る一時的な水素結合上のクセの事ではなく洗っても乾くと出てくる本質的な癖毛の事です) 

ところが未だにそれを知らない美容師が多い事にびっくりします。基本的で重要な事なのに・・  
それとも知ってるけど客を帰す時さえ美しければ良いから(客のクセ毛が強くなろうが)どうでもいい?!まさかね(笑)  

特に気をつけたいのがヘアダイや縮毛矯正の際のコームスルーです! 
ただでさえアルカリで膨潤している敏感な状態の時にコームで引っ張る作業は相当にヤバぃです>< 

心当たりがあるお客様は可哀想ですが・・(´・ω・)  


髪の毛に強いテンションをかけないようにするのは今や常識です! 
それを知らずに昔の常識を信じ(守り)続けてる美容師もどうかと思いますが、まずは自分の髪を守る為にお客様自身も知識として知っておくことも大切だと思いますよ。